わたくし、日本のクラウドファンディングも何度かチャレンジのお手伝いをしてきました。今回はDMMの海外クラウドファンディングの支援サービスについてお伺いしてきましたよ。
まずはプロモーションに使用する動画について久家 英和さんからレクチャーがありました。
久家さんが手がけられたクラウドファンディングのSwing Binの動画。
デザイン勝負・ライフスタイルの表現・とにかくシンプルにを意識した動画を作り、
作り手の想い
買い手の目線
第三者専門家の目線
を入れこんだそうです。
売り手がこういうのを買い手が望んでいるだろうと思いこんじゃうのがダメだと。
その客観的視点って難しいですが、これは数をこなして勝ちパターンを学んでいくのだなと思いました。上からこういうサービスというのではなく、課題の共感を得るようにすると勝ちパターンに入る。
【映像制作の基本的注意点】
IoT製品など、しっかりとした事前準備が必要
・製品(プロトタイプなど)の有無
・製品の遅延によるスケジュール変更
・撮影後に大幅な仕様変更はあまりよくない
映像制作は時間と費用がかかる(安くとも60万とか)
・制作スケジュールは最短で1か月前後
・協力者の有無
・スタジオ、運搬、機材などの費用は誰が払うのか
映像の活用
・プロジェクト後も映像が使えるようなものを作る
人物が表に出るならキャラがたつ人をたてる。微妙ならモデルを。
字幕を入れると映像を見てくれなくなるので注意が必要。
ではでは、というところで各種海外クラウドファンディングのご紹介。
All or Nothingしかありません。サクセスするか否かです。
日本のクラウドファンディング手数料が20%ほどのところ5%と安価です。
ただプロジェクトを行うには審査が必要です。
クラウドファンディングといえばのKickstarter。
日本と比較にならないくらいの人数、プロジェクト数です。
INDIEGOGOは審査もないし、目標金額に届かなくてもお金が入ってきます。
ただサクセスしたときは5%、届かない場合には14%の手数料だそうです。
何か物を買うためのファンディング以外にも
寄付型 Fundable | Crowdfunding for Small Businesses
投資型 GoFundMe: #1 for Crowdfunding & Fundraising Websites
と言った形式のクラウドファンディングがあります。
寄付型は日本で行ったらready forのような感じでしょうか。
海外ではそもそも寄付が日常的だからお金を集めやすいとも言われていますが、それだけではないと思っています。サイト自体のファンの方がたくさんいるということが日本と違うところだと思います。
また、BackerKitやINDIEGOGOではクラウドファンディングを見逃した人向けに終了後も継続販売するサイトもあります。kickstarterで売った後に、INDIEGOGOで売る人もいるそうです。
Crowdfunding Shipping Fulfillment Software - BackerKit
Kickstarterでチャレンジするには日本からは出来ないので、DMMの米国法人にお願いした場合、カード手数料やkickstarter手数料などを引い75%くらいが入ってくる間隔で、とのことでした。
また初期費用として120万円は手元にないとチャレンジできません。この部分をJmatchという助成金申請によって最終的に賄いましょう、というのがセミナー内容でした。
それなりの金額を見込んだものじゃないとなかなか厳しいですね。。。
国内のクラウドファンディングをお考えの方はぜひご相談ください。
相談料無料でアドバイスいたします。