テトラ・アビエーション株式会社で取締役として働いています。
7月下旬にAirVentureOshkoshというイベントに出展し、その後サンフランシスコから東へ1時間半ほど離れた空港で空飛ぶクルマ(eVTOL)の認証取得するためにアメリカ出張に行った出張記録です。
ルート
出張期間は7月22日から8月終わりまで。
この期間の飛行機での移動はざっと
成田→シカゴ→サンフランシスコ→ロサンゼルス→サンフランシスコ→ニューヨーク→成田
です。
これらの都市への訪問におけるPCR検査についてまとめます。
PCR検査
日本出国
シカゴへの出国に際し、弊社は大手旅行代理店さんに依頼したチームと、自分で予約したチームに分かれました。
大手旅行代理店さんのPCR検査代金は1人33000円。
東京駅近くの病院に行き、翌日結果を紙で渡されるので取りに行く。一緒に検査を受けた人の分は代表者がまとめてピックアップ可能。
一方、自分で予約したチームはJALさんのサイトに掲載されていたにしたんクリニックさんで1人17,160円。
海外渡航を予定されているお客さまへ〔PCR検査・帰国時のサービスについて〕 - JAL国際線
webで予約すると検査キットが届き、GoogleDuoを使ってオンラインで問診し、唾液をオンラインで見続けられながらキットに入れていきます、所要時間30分弱くらい。それをまた返送して翌々日に結果がメールで届くので自分で印刷して空港に持っていきます。
私は自分で予約チームでたまたま渋谷スクランブルスクエアの15階オフィスで問診予約時間を迎え、よく見たら返送先が渋谷スクランブルスクエアの上の階だったので何なら届けに行きますが?と聞いたのですが、直接持っていくと+3000円とのことだったのでおとなしく渋谷郵便局に出しておきました。
無事陰性だったので、出発当日、空港で米国向けの誓約書にサインをし、出発。
アメリカの入国は従来通りで、入国審査で陰性証明書や誓約書を見せることはありませんでした。入国後の行動制限なども案内されず、アプリを入れるなどの作業もなし。
アメリカ出国
私はニューヨークから出国しました。
在ニューヨーク日本大使館のサイトでPCR検査ができる病院や施設の紹介があります。
新たな水際対策措置(日本入国に際しての検査証明の取得等について)
一通りの病院・施設を見たところ、日本人向けの日本語で対応してもらえる病院のPCR検査は350ドルほど、オンライン予約の検査特化型だと175ドルだったので、オンライン予約特化型のClear19にしました。
入力で10ドル割引のプロモコード:CLEAR19COVID
これはよかった。当日、美術館見ていてもうちょっと遅い時間がいいな、とサイト見たらサクッとオンラインで予約変更ができました。
鼻から採取する検査で、所要時間は10分以内。
陰性証明書サンプルが独自フォーマットだったので、「日本向けのもあるよね?大丈夫よね?」と聞いたら、「独自フォーマットに加えて日本向けのも送るから安心して!」ですって。
日本厳しくてさーと言ったら、わかるーって言われました(やり取り英語)。
日本人スタッフの方もいらっしゃるそうですが、私が行った日にはいなかったです。
空港での出国手続きでは陰性証明書だけ見せます。日本に入国するための厚労省の健康確認や誓約書は日本入国時に提出します。
出入国時の民間PCR検査のオススメ
このような世の中になって1年以上経過しているので、海外渡航に特化して商売しているところの方が情報も早いし、オンライン予約も楽。
大使館のサイトに載っているからと言って日本政府が求める最新のフォーマットを使っているか安心できないものの、大使館が頑張って情報収集していると思うので各地で確認してみてください。
必要書類のリンクは日米商工会議所がまとめてくれています。
ただ、オンラインでPCR検査をしてくれるところは見つけられなかったです。遠方の人に限ってOKというところはありました。あまりロジスティクスがよくないからかな?
参考:サンフランシスコからの出国
他のメンバーはサンフランシスコから出国するのでこのサイトで予約しました。
日本向けの陰性証明書発行は150ドルで、ドライブスルー方式だったそうです。
日本入国時のPCR検査
日本はなぜ苦行が好きなのでしょうか。。。
いくつもの関門があるのは様々な方が記録しておられるので割愛します。
PCR検査は唾液です。レモンや梅干しの絵が描いてあり、「がんばれ」という雰囲気です。検査前30分以内に飲食していると待たないといけないのでお気をつけください。
飛行機到着から、PCR検査の結果をもらい、バスで移動して入国するまでおよそ2時間弱。
街中PCR検査
ニューヨークに行くまで、ほぼ街に出ていなかったので他の都市はわかりませんが、ニューヨークでは街のあちこちに無料でPCR検査ができるバンが止まっていました。
バンに近づくと、「無料よ!検査しない?すぐできるわよ」とライトに誘われます。看板にもお金はかからないよ、と書いてあります。
外国人でもパスポートなどの身分証明書があれば無料。聞かれるのは名前・電話番号(日本の番号でOK)・メールアドレス・パスポート情報でした。
外のスタッフから説明を受け、タブレットで検査の登録をする。車の中にいるスタッフに名前を呼ばれたらマスクを口元だけにして、鼻から採取する方式。
結果は翌日にメールできます。
結果の画面を保存しておくのを忘れてしまったのですが、メールからアクセスすると大きく「NEGATIVE」(陰性)と書いてありました。
出入国のためには使えないですが、心配になったらいつでも気軽にできます。
おうちでも検査キット
1回分約39ドル
緊急時にチェックできる紙の検査キット
2回分入ってて約24ドル
日本にも簡易キットあったらいいなぁと思います。河野大臣が頑張っているそうです。
周りにコロナ感染者が出た!というときにPCR検査の予約とか結果とか待っている間に安心できたら気が楽ですもんね。
BinaxNOWはどこの薬局にも置いていました。レジに山積みのお店もありました。
雑感
唾液は出なくてなかなかつらかったので、ちょっと鼻がむず痒いけど鼻から採取する方がサクッとして楽ですね。
乗った便は最後の日本行き以外ほぼ満席です。国内移動にあたってPCR検査はしていませんが、機内はもちろん空港に入るときからマスクはずっと必須です。たまーにフェイスガードもしている人がいました。
普段ならいいですが、今海外に出るならたびレジに登録しておいた方がいいです。アメリカに関していうと、州単位で「来週からルール変えるぜ」という変更が行われるのでほぼリアルタイムで情報が来て便利でした。
ワクチンは2回打ってから渡航しています。日本のワクチン接種証明書はニューヨークの飲食店で1回提示しました。
今回の渡航で世界は動いているんだなぁと実感しました。また、思っていたよりもハードルは高くなかったので、健康管理のもとお仕事や進学でアメリカに行くことは元に戻ってきていると思います。