StudyCode#2としてコラボ勉強会を開催しました。
運用やセキュリティの勉強会ssmjpさんの懐を借りるべく、ご一緒にイベントをさせていただきました。
昨年20周年を迎えた青空文庫さんともご一緒に守ることばかりではなく、利活用という点で青空文庫さんのコンテンツを利用した事例のご紹介をお願いしました。
結果として80人ほどのご参加者+スタッフ勢10人くらい+メルカリさんとで100人弱の参加者がいらっしゃったと思います。本当にご参加いただきありがとうございました。
今回の勉強会は3つ目的がありました。
1、著作権って難しい問題だよね、で終わらせない
なかなかお時間の都合上、具体的な対策などには踏み込めませんでしたがその後の懇親会であらゆるご提案をいただいたと松村先生に聞きました。
いたちごっこかもしれないけど、教育も大事だけれども、この過渡期にどう著作権がクリエーターの役に立っていくのかについて、個人的にはあらゆることを試行錯誤してどこかしらで事業にしていくことが解決につながると思っています。
おじいちゃんたちは大人な会を駆使して訴えるだろうし、若い子は法律おいといてとりあえずいいと思ったものを作っていくかもしれない、Osushiみたいに。
著作権の問題って難しいですよねーで終わるのではなく、手を動かしたり議論したりする会に出来てよかったと思っています。
法律は世の中の人が生きやすくするためによかれと作るものです。それが時代や技術によってかえって窮屈なものになったとき、なぜその法律ができたのかを知って壊してほしいんです。うぇーい!で壊してほしくはないのです。
最近話題のお金2.0で、人が行動するけん引力となるお金、感情、テクノロジーの3つの方向性のうちお金が一番強いと書いてありました。確かにこの数年、AI,XR,IoT,X-Techとさまざまな技術的話題がありましたが、どんなことより仮想通貨の話題が早く駆け抜けていったと思います。お金のけん引力をよい方向性に使って著作権の問題を解決する事業を作っていく、まずは話す場にStudyCodeがになっていければと思います。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
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それに伴う運営上の反省点としましてTwitterや友人からもっと法律職の人に話しかけたかったというご意見をいただいてまして、ビジュアル的にわかりやすいものを次回はつけられるようにしたいと思います。
会が終わった後、ちょうど記事がありましたのでよろしければご覧ください。
著作権に伴う問題解決方法として、バイバイワールドさんのクラッピーの事例があります。この事例については本当に興味深いので、4月のSmipsにお越しいただきお話しをお伺いすることになっております。こちらは参加費無料、予約不要ですのでお気軽にご参加ください。
コピーした方もされた方もただ文句を言うだけではなくて、前向きにどう解決していくかの思考が勉強になります。
驚愕!中国のコピー商品市場 <前編> | 明和電機社長ブログ
そして新しいクラッピー制作のお話しもコピー商品だとして差し止め請求や損害賠償請求などしていたら出なかったと思います。
クラッピーが帰ってきた!「帰ってきたパチパチクラッピー」新発売! – バイバイワールドブログ
昨今、まずは商標権侵害で何でもかんでも止めてしまう事例も出ています。ニュース記事に対してですら内容証明が届くこともあります(もうそろそろ権利濫用ですって誰か言ってほしい。。。)。
一方こちらはバイバイワールドさんとは真逆の意味でわたくしがとても悔しいと感じた事例です。いまだに答えがありません。
「おしゅし」と「時すでにお寿司」について - BUZZNET|おもしろネタニュースまとめ
2、1人1000円の参加費をいただければ交通費くらい作れる
2つ目の理由です。地方の人を呼びたい、地方に東京の人が来てほしいというときに、お金がないので自腹で来てくださいと言われることがままあります。
私に関していえば、交通費を出してくれる制度があるのでその手続きすらしないのに来てくださいというのはどれだけの情熱なのかなと感じます。
今回、お申込者80人に対してだいたい5000円分ほどのおやつと16000円分の飲み物(120本くらい)を用意し、55000円を本の未来基金への寄付と京都から来ていただいた大久保さんへの交通費に賄っています(StudyCodeの運営費から端数を補填しています)。
大久保さん、交通費の実費だけなのにお土産も買ってきてくれたんですよ!ありがたす。しかも辻利の抹茶のお菓子(超好き)。
今回は寄付をメインですが、55000円あったら交通費と宿泊費になります。80人も来ないなら40人に2000円の参加費でどうでしょうか?名刺回収目的のイベントならなかなか来ないかもしれませんが、志があって目的持って開いているイベントでこれしか食事が出ないから高いとは言われないと思っています。
Startup Weekend岡山で学んだ「地方で起業家やエンジニアのコミュニティを作るコツ」とは|CodeIQ MAGAZINE
岡山でこのイベント安くはない参加費ですが50人以上の参加者がいます。
私を含め、IT業界には交通費と宿泊費さえ出してくれたらどこにでも予定が空いている限り行くよと言ってくれる人がたくさんいます。
イベント前にメルマガや個別のメッセージで来てくれるように連絡をしたり、他のイベントでちょっとでもLTしたり、関心持ってくれる人に情報がリーチするよう努力して、それで人が集まってさまざまな意見のやり取りがなされることが勉強会の価値だと思います。やり取りいらないならオンライン講座でいいですからね。なので、勉強会といえども集客って努力するところだと思いますよ!
3、ssmjpさんから勉強会の運営を学ぼう
わたくしと足立さん、どちらもSmipsという研究会で分科会を持っていますがIT界隈の勉強会とはちょっと違います。また、ありがちなどこかの公共施設や所属会の会議室を使った研修会とも違います。
よそ様の会社の施設をお借りして、今まで何となくF-secureさんにしてもHDEさんにしてもご担当の方が超優しくて何となくお任せしとく+気の利く女の子を配備しておくとだいたいどうにかなるという他力本願な感じで運営しておりました。
ここはそろそろなにをどうしてどーんみたいなのを間近で見なければ、、、と思い、打ち合わせとかも同行させていただいて、ふんふんこういうこと聞くのか。。。と勉強させていただきました。
ということでssmjpの4人のみなさまありがとうございました。感謝しきりです!
(とがくしさんとあんましおしゃべりできなかったのが心残り)